受験勉強中にスランプにおちいってしまう理由とは?克服方法もご紹介

受験勉強中にスランプにおちいってしまう理由とは?克服方法もご紹介

大学受験の勉強中のスランプ状態は、筆者も経験しましたが、非常に辛いものです。今回は、現役の早大生である筆者が、
「最近成績の伸びが止まってきて、あまりやる気が出なくなった」
こんな風に悩んでいる高校生や既卒生のために、大学受験のスランプに陥ってしまう理由や、スランプを乗り越える方法をご紹介します。

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受験におけるスランプ状態とは?

スランプになる理由

受験におけるスランプ状態とは、それまで学力が向上していたにも関わらず、様々の理由によりその学力の伸びが鈍化することで自分の成長が止まってしまったと感じる現象です。

「今までは、努力してきた分は必ず上がっていたのに、どうして急に壁にぶつかったんだろう」と悩んでしまいますよね。

スランプが起こることは「必然」ではありませんが、受験勉強でもスランプを起こしてしまうことは珍しいことではありません。

「こんな大事な時にスランプになってしまった」と落ち込んだり諦めたりせずに、スランプになってしまう理由や解決方法を知ることが大切です!

受験勉強でスランプになる理由

スランプになる理由

受験勉強でスランプにおちいってしまう理由は、主に5つあります。

気持ちの問題だったり、スランプになるタイミングが悪かったり、勉強している部分を「なんとなく」で乗り越えてしまったりなど、理由は様々。

まずは自分がどんな理由でスランプになってしまっているのか、考えてみましょう。

1.タイミングの問題

筆者はスランプになる原因として最も大きなものは、「タイミングによる問題」なのではないかと思います。

受験勉強を開始して直後は、学習する内容のほとんどが新しいことです。そのため、受験生はがむしゃらに勉強します。

また、受験勉強を開始して最初の1~2回程度の模試でも、自分の実力がどんどん上がっていくのを実感できるため、ここでスランプに陥ることはありません。

しかし、ある程度知識が入ってきて、模試での点数が伸びが小さくなってくると、今までの学力の伸びが非常に急であったために、

「自分は成長していないのではないのだろうか?」
「自分の勉強方法は正しいのだろうか?」
「このまま勉強して、第一志望の大学に届くのだろうか?」

このような気持ちになり、スランプにおちいってしまいます。

しかし、ここで重要なことはいかに効率の良い勉強をしていても成績の伸び幅の減少は起こるものなので、成績の伸びなくなったからといって、ネガティブになる必要はないということです。

2.受験勉強への飽き

受験勉強自体に対して飽きを感じてしまうこともスランプになる原因の一つではないかと思います。
特に、1年生や2年生の頃から受験勉強をしている高校生は、受験生活の終盤で受験勉強自体に飽きてしまうことがあります。

ちなみに、筆者のスランプの原因も「受験勉強の飽き」でした。
筆者は、高校3年生の夏休みから受験が終わるまで、模試の点数がほとんど変わりませんでした。

筆者は高校2年生の夏休みから塾に入り、受験勉強を始めました。部活に入っていなかったので2年生の夏休みは、バイトのない日は毎日塾に行き、勉強に熱中していました。

授業のある日も、冬休みも、冬休みも、3年生の時に遠足でディズニーランドに行った日でさえ塾に行って勉強に熱中していました。
この期間は、勉強をして新しいことを学ぶのが非常に楽しかったのを覚えています。

しかし、高校3年生の夏休みに入って、1度志望校の英語の過去問を解いてみたところ、6割程度の点数があっさりと取れてしまいました。
大学入試では、トータル7割程度得点できれば、合格すると言われています。
このことによって筆者は受験勉強に対して、飽きを感じるようになってしまいました。

当時は、いつの間にか自分が目標にかなり近づいてきてしまっていることと、自分にとってはかなり長く感じられた残り時間が相まって、最初は難しい挑戦であると思っていた受験勉強が、やりがいのないことのように感じられてしまい、受験勉強自体に飽きてしまったという結果になりました。

3.不安やストレス

不安やストレスも受験生がスランプにおちいってしまう一つの原因になります。

例えば、模試でE判定しか取れなかったりすると自分が志望校に行けるのかだろうかと不安になってしまいます。
不安になると人間は、勉強してもその内容が頭に入りづらくなることが分かっています。

勉強が頭に入らなくなることで、成績はまた伸び悩みます。このサイクルによって受験生はスランプにおちいってしまいます。

模試の志望校の判定はあまり気にすべきではないです。マークシート形式の模試はセンター試験を想定して作られていることが多いです。そのため、私立大学の試験や国立大学の二次試験とは試験内容が全く違っていますので、特に私立大学を第一志望としている受験生は気にしなくても良いです。

また、特定の大学の入試を意識して作られた模試である「〇〇大学オープン」、「〇〇大学プレ」の判定もあまり気にしなくて大丈夫です。

こういった模試は基本的に入試本番以上に難度を上げて作られていますので、まだ高校に在籍している受験生はできなくて当然です。

実際、筆者は模試の判定で早稲田大学の判定はおろか、GMARCHの判定ですら一度もE判定以外の判定を取れたことはありません。しかし、筆者は、早稲田大学、明治大学に合格していますので、模試の判定は志望校の合否に関係がないと思っていて大丈夫です。

4.受験うつ

受験によって不安やストレスを抱え込みすぎて、受験うつになっている可能性もあります。受験うつの症状は以下のようなものです。

・無気力
・集中力の低下
・何にも興味がわかない
・強い不安感
・自分を責めすぎてしまう
・眠れない
・食欲がない
・理由がわからないだるさがある

このような症状があったら遠慮なく高校の保健室の先生などに相談しましょう。

誰かに相談する際には注意しなければいけないことがあります。それは相談する相手を選ぶことです。自分がうつであることを否定してかかってきたり、まともに取り合ってくれないような人間には決して相談してはいけません。

保健室の先生であれば生徒のそういった相談にはしっかりと取り合ってくれると思いますので、遠慮なく相談しましょう。

5.今までの問題をなんとなくで解いていた

今までの問題を感覚で「なんとなく」答えを導き出していると、スランプに陥りやすいです

なんとなくで考えていた部分が、問題の難易度が上がるととけなくなってしまう。そうすると、「今まで出来てたのに解なくなった」とスランプになってしまいます。

スランプは、今までなんとなくやってきた部分が浮き彫りになっている状態。
わからない部分を見つめなおして、再度理解するまで遡って勉強してみましょう

こういった理由でスランプになってしまうのは、逆を言えば自分の弱点が見えたということ。
あまり落ち込まずに、その弱点を克服するという気持ちで取り組んでみましょう!

受験勉強のスランプを乗り越える方法

スランプを乗り越える方法

受験のスランプを乗り越えるためのおすすめの方法3つをご紹介します。

1.睡眠をしっかりとる

基本的にどこか調子が悪くなったら、まずはしっかりと睡眠を取ることから初めてみましょう。

睡眠不足には、様々なデメリットがあります。

・記憶が定着しずらくなる
・不安感が増す
・イライラしやすくなる
・太りやすくなる
・免疫力が弱くなる
・頭痛が起こりやすくなる

逆に言えば、しっかりと睡眠を取ることで、上に並べた睡眠不足が引き起こすデメリットを回避することができるということです。

しかし、もうすでに疲労やストレスや不安感がピークに達していて夜に眠ることすら難しいという方は、あえて1日徹夜をすることをおすすめします。

徹夜をすることで疲労が溜まって、次の夜には確実に眠ることができます。

気分転換をする

自分がスランプにおちいってしまったと思ったら、気分転換をするのが効きます。

筆者のおすすめは、「大学に行ってみる」ことです。

大学は自分の第一志望の大学でもいいですし、他の大学でも構いません。大学は高校と比べ、設備や人の多さなどが全く違います。受験生は大学に行くだけで刺激を受けることができると思います。

かなり小さな大学でなければ、高校生が私服で大学内に入ってもバレないと思います。大学に行ってみるのは、休日よりも平日の方が良いと思います。平日は授業があり、大学の普段の様子をみることができるからです。

また、筆者はスランプ時に1度高校を休んで、1日中ずっと自室に引きこもり、アニメを十数話一気に見てしまったことがあります。筆者はそれで非常に有意義な時間を送ることができた記憶があるので皆さんも試してみてください。

このようにスランプにおちいったら、1度勉強の手を休めて、大学に行ってみたり、自分の好きなことに没頭したりしてしまうのもいいのではないかと思います。

振り切れてなりふり構わず勉強する

スランプにおちいってしまったら、立ち止まって考えずに、とにかく勉強に没頭してしまうのもありでしょう。

スランプがどうとか、調子がどうとかを一旦わきに置いておいて、とにかく勉強に没頭してしまえば自分がスランプなのかどうかさえ忘れてしまいます。

スランプを忘れるくらい勉強に没頭するには、ある程度のスケジュールを決めてしまうことです。前日に次の日の24時間を行動を全て決めてしまいましょう。あとは、自分が決めたスケジュールに身を任せ、ただひたすら勉強するのみです。

受験勉強のスランプについてのまとめ

受験勉強時のスランプは出口の見えないトンネルを走っているようで、非常に辛い時期になります。

しかし、スランプはそれまで成績が伸びて来ていたからこそ、その成長が様々の理由により、鈍化することで体感的に自分の成長が止まってしまったと感じるところから生まれるものです。

スランプの時期にも勉強を続けていれば、成長が止まるということはありません。

今回ご紹介した方法などを使って勉強を続ければ確実に志望校の合格は近ずくと思いますので、頑張ってください。

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