学生の皆さんこんにちは!
皆さんは英文の読み方で「スラッシュリーディング」と言うのをご存知でしょうか?
スラッシュリーディングとは、英文をある程度の塊ごとに分割して読み、日本語の順番に直して読むのではなく、英語そのままの順番で読むと言うテクニックのことです。
このやり方を駆使することで、英文をわざわざ日本語に介して読む必要がなくなるので、とても読むスピードが速くなると言われています。
大学受験では英語の配点が理系文系構わず高いので、英語が強化できると言うのは、受験生のとって大きなアドバンテージとなると思います。
とは言っても、スラッシュリーディングについてまだよくわからない方も多いと思うので、今回はそのような方に向けて、メリットとコツなどをまとめて紹介したいと思います!
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スラッシュリーディングとは
コツやメリットに触れる前に、今一度、スラッシュリーディングについての意味を確認しておきましょう。
スラッシュリーディングとは、「区切り読み」とも呼ばれていて、上述している通り、英語を英語の順番のまま理解して読んでいくテクニックです。
大きな塊ごとに英文を区切って読んでいくため、内容を瞬時に理解しやすくなるため、読解スピードが上がるのですね。
例えば、下のような英文があった時に、スラッシュリーディングではこのように訳します。
I didn’t realize / what was important / until my mother was gone.
私は知らなかった / 大切なことに / 母親がいなくなるまで。
と言った感じで、大きな意味ごとにスラッシュを入れて読むことで、内容がパッと理解しやすいかと思います。
特に、「what was important」を「大切なことに」と塊で把握できるというような、関係詞など難しい文法を考えなくて済むので、スムーズに読解できるようになるのがポイントですね!
このように、スラッシュリーディングでは、英文を意味の塊ごとにスラッシュして読み、「誰が」→「何をして」→「どうなったか」と言った、文の構造を理解しやすくなるので、英文の読解力が向上するのです!
スラッシュリーディングのメリット
続いて少し前述してしまいましたが、スラッシュリーディングのメリットについて説明したいと思います。
様々なメリットがあるので、身につければ英語の点数は飛躍的にアップするかと思います!
以下主なメリットをあげましたので、順番に説明していきます!
読解スピードが上がる
先ほども説明しましたが、スラッシュリーディングをすることによって、文の意味を大きな塊ごとに訳していくので、読むスピードが上がるかと思われます。
普通の読み方だったら、先の例では「母親がいなくなるまで、大切なことに私は気づかなかった。」となり、訳は綺麗ですが、わざわざ英文を読んだ後に再び日本の順番に戻して訳すので時間がかかってしまいます。
しかし、大まかに文をスラッシュしながら読むことで、文の訳は綺麗ではないですが、本筋をしっかりと捉えることができるので、英文を正しくスピーディーに読むことが可能になるのです!
大学受験の英語では、「センター試験(一般統一入試)」など、制限時間が短い中で、素早く長文の内容を理解して設問を解かなければいけないものが多いです。
そのため、このスラッシュリーディングを取り入れ、制限時間内に早く英文を理解できるようになれば、英語の得点は大幅に上がる可能性がありますよね!
難しい文章を分解して読める
文を区切りながら読むので、たとえ難解な文章であっても、文を分解して読むことで、ある程度理解しながら読み進めることが可能になります!
大抵、英語の文章を難しいと感じる場合は、一度に大量の文章を理解しようとすることが原因だと思うので、まとまりごとに意味を理解していけば、英文そのものが意味している内容自体は、大して難しいことはないと気付くはずです。
また、まとまりごとに意味を理解することで、一回一回、「この後どんなことが書かれているのかな?」など予測しながら読みやすくなるので、急に文章の意味が理解できなくなるといったことが少なくなるというメリットもありますね!
難しそうな長い文章でも、落ち着いてスラッシュして読み進めれば、大学受験英語では大半の長文が理解できるようなテーマに設定されています。
リスニング力が向上する
先ほども説明しましたが、英語を英語の順番で理解しながら読むので、リスニング対策にもなります。
綺麗に英文を訳す読み方をしていては、必ず日本語に介する時間がかかってしまい、そうしている間に音声が流れていき内容が理解できなくなってしまいます。
しかし、「スラッシュリスニング」とも言われている通り、英語を英語の順番で理解するので、断然リスニングの処理速度は早くなり、ネイティブの会話にある程度ついていくことができるようになるのです!
最近の英語の入試傾向では、英語4技能が評価さるようになってきていて、英語の読解(リーディング)の他にもリスニングがかなり大事になってくるので、スラッシュリスニングを身につければ、今後の英語の問題にも柔軟に対応できるかと思います!
スラッシュリーディングのやり方・コツ
最後にスラッシュリーディングのやり方とコツなどを注意点も含めて紹介していきたと思います!
ちょっとやり方を意識することで、大分、英文読解の変化を実感できると思うので、是非チャレンジしてみてください!
以下にやり方・コツを並べたので、順を追って説明していきます。
大雑把に意味を掴む
しっかりと訳そうと意識するのではなく、大雑把でいいので文章が何を意味しているのかを理解するように心がけましょう。
きっちりとした日本語に訳すことを続けていると、いつしかそれに慣れてしまい、読解スピードが上がらないことに加えて、リスニングで全然対応できなくなってしまいます。
最初は大雑把な訳仕方に戸惑うかもしれませんが、徐々に慣れていけばOKです!
スラッシュの箇所
スラッシュ(区切る)箇所について説明します。
一番良いのは、自分が読みやすいと思ったところで区切ることですが、最初は慣れてないと思うので、おおよその区切る箇所を提示します。
区切る箇所はだいたい以下の所です。
例) He stayed home / during the vacation.
例) I’ve finished / reading a comic book.
例) I went to park / to watch the tennis match.
例) I decided / what to do next.
色々とポイントを挙げましたが、大事なのは「自分が読みやすかどうか」なので、スラッシュリーディングをやっていく中で、自分なりの区切るポイントを探ってみましょう!
あまり規則正しくスラッシュする場所を考えてしまうと、返って読むスピード落ちてしまうので、大体で大丈夫です!
上達のコツとしては、回数を重ねて慣れてきたら、スラッシュする回数を減らして、一度で理解する英文の塊を増やしてみることです。
一度に理解できるまとまりの幅が大きくなってしまえば、読むスピードも格段に早くなることでしょう!
そして、最終的にはほぼスラッシュなしで、スラスラと英文の意味を理解しながら読めるようになることが目標です!
シャドーイングをしよう
「シャドーイング」とは、ネイティブが発する英語を影のように真似しながら音読する訓練のことです。
このやり方は、スラッシュリーディングの練習ができる事に加えて、リスニング対策にもなり、正しい発音を身につけるスピーキングの練習にもなるので、一石三鳥と言える練習方法なのです!
かなり集中力を使うため、英語が苦手な人や慣れてない人には、負担が大きいかもしれませんが、苦労する分フィードバックは大きなものになるはずです!
以下にシャドーイングが訓練できるような、しっかりと「音源素材」が収録されている長文読解の参考書をいくつか紹介しておきます。
カリスマ英語教師などが作成した参考書なので、クオリティーが高く良い練習場になるはずです!
個人的に「英語長文レベル別問題集」は音声の速さを設定できて、単元ごとの分量が長過ぎず短過ぎずで丁度よく、文章の内容も入試で出題されるテーマを狙って作られているで、かなりオススメですね!
大学受験に役立つ?スラッシュリーディング|まとめ
いかがだったでしょうか?
スラッシュリーディングをすることで、長文が早く読めるようになるに加えて、リスニング力も向上することがわかりました。
文の区切り方は、ある程度の型はありますが、一番大事である「自分が読みやすいかどうか」と言うことを忘れないようにして、慣れてきたらだんだんスラッシュする回数を減らしていけば良いかと思います。
英語は大学受験でとても配点が高いので、今回紹介したスラッシュリーディングのやり方やコツを実践して、英語で高得点を出せるように頑張りましょう!
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