近年では、どこの大学でも英語の配点が高い傾向があります。
その英語の中でも、出題される割合が最も高いのが、長文形式の問題だと思います。
今回は、現役の早大生の筆者が、大学受験の英語長文問題で高得点を取るための勉強法や、英語長文を解く時に使えるテクニックをご紹介します。
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大学受験英語長文読解の5つの勉強法
ここでは、英語長文問題に強くなるために、やるとおすすめな勉強方法をご紹介します。
1~4は全て非常に効果が高いものです。しっかりと取り組むことができれば、東大や京大、早慶に合格することも可能です。ぜひ試してみてください。
1.シャドーイング
シャドーイングは、英語の音声を聞きながら、その後を追いかけるようにして聞こえてきた英語を口に出すという練習方法です。
元々、同時通訳者を目指す人のためのトレーニング法でしたが、現在では一般の人にも広く受け入れられています。
シャドーイングをすることによって、単語帳で暗記した「単語」や文法書を読んで学んだ「文法」、リスニングで得た「発音」を無意識的に使えるようになります。この無意識的に使えるようにすることを『自動化』といいます
つまり、『自動化』とは、英語を英語のまま理解し、使えるようになるということです。
英語を英語のまま理解する力がつくと、長文読解のスピードが速くなります。
2.音読
「シャドーイングをやりたいけど、今の英語力じゃちょっとハードルが高い、、、」
このような受験生は、音読をするのがおすすめです。
音読は、聞こえてくる音声にスピードを合わせなくても良いため、シャドーイングより負荷が軽くなります。
そのため、英語を勉強し始めたばかりの受験生は、自分が解いた英文読解問題を復習する際に音読をするのがおすすめです。
また、音読をすることに慣れてきたら読むスピードをどんどんあげるようにしましょう。読むスピードをあげることによって、英文の理解のスピードが上がるため、英文を読むスピードも上がっていきます。
実際、筆者の早稲田大学3学部に合格した先輩は、毎日かなりの分量の英文を音読をしていたようで、その人は、ドライヤーで髪を乾かしている時でさえ英文の音読をしていたそうです。
3.倍速にしてリスニング
これは、筆者が受験生時代に行なっていた方法です。
筆者は、自分で声を出して英文を読むということがあまり好きではなかったので、自分が解いた長文の音声データをダウンロードして、隙間時間にそれを聞くようにしていました。
音声データは、そのまま聞くのではなく、1.5倍速や2倍速で聞きます。そうすることによって、脳に負荷をかけることができるからです。
自分で声を出すのが面倒だという受験生は試してもいいかもしれません。
4.難しい単語は推測する
GMARCH以上の難関大学では、英語長文の中で、ほとんどの単語帳には載ってないような非常に難しい単語が出てきます。
「単語帳に載ってないような難しい単語は、どうやって対策すればいいのか?」
このように思うかもしれませんが、大丈夫です。安心してください。
このような難しい単語は対策しなくても大丈夫です。
GMARCH以上の難関大学の入試問題は、難しい単語は前後の文をしっかり読めていれば分からなくてもしっかりと推測することができるように作られています。
入試問題の作成者は、受験生の、知識だけでは解けない問題に対処する力を試しているのです。
大学受験英語長文読解4つのコツ
近年の大学入試に出題される英語の問題の長文は、年々その語数が増加傾向にあります。
例えば、東京工業大学では毎年1,500語を超える英語の長文が出題されます。
以下でご紹介するテクニックを使えば、東工大や早慶で出題されるいわゆる「超長文」でもしっかりと得点することができるようになります。
1.問題文は先に読む
大学受験の英語長文読解問題を解く際は、本文を読む前に必ず問題文を先に読みましょう。
先に問題文を読んでおくことで、本文にある程度どのような内容が書かれているか予想することができます。
また、問題文を読んでおくことで、問題で何が問われるか知っている状態で本文を読み進めることができます。そのため、本文を読み進めている間に、問題に関係なさそうなところは読み飛ばしてしまうということも可能になりますので、時間を節約することができます。
問題文を先に読むことについて、1つ注意するべき点があります。
それは、選択肢が英語で書かれている場合には、選択肢は読まなくてもいいということです。
選択肢には、当然本文の内容とは異なる内容の英文が書いてあります。
先に英語で書かれた選択肢を読んでしまうと、本文を読解している間に分からない部分があった場合に、間違えの選択肢に書かれている内容に寄った解釈をしてしまう可能性がありますので注意してください。
2.注釈単語は先に目を通す
問題文を読んでも、まだ本文を読んではいけません。
本文の末に注釈として、専門的な単語の訳などが掲載されている場合があります。
これがある場合は、必ず読んでおきましょう。問題文と同様にこちらも本文に何が書いてあるか予想するヒントになります。
3.段落の最初と最後の一文だけ読む
問題文、注釈を読み終わったら、やっと本文を読むことができます。
ここでも少しコツがあります。
それは、英文の全段落の最初の1文と最後の1文だけ先に読んでしまうということです。
英語長文では基本的に1段落につき筆者の主張は1つです。先に段落の最初と最後の1文だけ読んでしまうことで、筆者がその段落で何を言いたいのかある程度見当をつけることができます。
問題文を先に読む→注釈に目を通す→全段落の最初と最後の1文を読む
これらの作業は、大体英文を試験が始まって5分以内に全て終わらせてしまいましょう。
この5分間の作業をしっかりして、本文の話題を予想しておくことで、かなり本文を読む時の負担が減ります。
4.ディスコースマーカーを活用しながら読む
受験生の皆さんは、「ディスコースマーカー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「ディスコースマーカー」とは、その語だけで、その語の後に続く文が前の文に対してどんな役割を担っているのかを示す語です。
例えば、「for example」は「例示」のディスコースマーカーで、後に続く文が前の文の具体例になります。
また、「therefore」は結果のディスコースマーカーで、後に続くが前の文の結果を示します。
さらに例をあげると、「but」「however」は逆接のディスコースマーカーで、この逆接のディスコースマーカーの後は、前の文とは逆の主張が展開されます。
また、逆接のディスコースマーカーは、
一般論→一般論をひっくり返す筆者の主張
といいう流れの時によく使われ、逆接のディスコースマーカーの後には大事な文が続く場合が多いです。
ここでご紹介した以外にもディスコースマーカーはいくつかありますので、自分で調べてみると良いでしょう。
大学受験英語長文読解の誤った勉強法
ここでは、英語長文読解問題の誤った勉強法をご紹介します。
自分が当てはまってしまっていないかチェックしてみてください。
当てはまっていたら、すぐにやめて、上でご紹介した勉強方法に時間を使うのがおすすめです。
とにかく多読する
たくさんの英文を読むのは、悪いことではありません。
しかし、読みっぱなしで、知らなかった単語や分からなかった文を調べもしないというのはよくありません。
当然ですが、復習はしっかりとしましょう。
復習する際には、先ほどご紹介した、「音読」や「シャドーイング」でインプットした単語や文法事項を体に染み込ませると良いでしょう。
とにかく単語をたくさん覚える
最低限の単語を覚えるのは必須です。
量でいえば、単語帳1冊が目安でしょう。早慶を狙うとなると、レベルをあげたものをもう1冊やらなければならないかもしれません。
しかし、それ以上を覚えようとするのは受験勉強においてはオーバーワークです。
覚えた単語は、「音読」や「シャドーイング」をすることで文字を見た瞬間にイメージできるようにすることが大事です。
大学受験英語長文読解についてのまとめ
今回は、大学受験の英文読解問題の練習方法と、問題を解く時に使えるテクニックについて解説致しました。
筆者も受験生時代は、英語の長文を読むのにかなり苦労しました。しかし、今回ご紹介した勉強方法やテクニックを使うことでどうにか乗り切ることができたので、受験生の皆さんもぜひ試してみてください。
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