大学受験に向かって勉強している受験生のみなさんの多くは、全国模試や予備校・塾の確認テストなどの様々なテストで成果を得ることを身近な目標に設定して努力している事と思います。
しかし一口にテストと言っても、その内容や目的は大きく異なります。
今回は、全国模試や予備校・塾の確認テストをどう活用していけばよいのかについて解説していきます。多くのテストに追われ過ぎて、一つひとつの目的を見失ってしまっている方もいるのではないでしょうか。そんな方はぜひ参考にしてください。
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全国模試の活用方法
河合塾や東進、代々木ゼミナールなどさまざまな大手予備校や業者が作成している全国模試は、その予備校の生徒でなくとも受験することができますので、受験者の母体数が非常に大きくなります。
ここではそんな全国模試の活用方法について解説していきます。
復習・分析する
せっかく模試を受けても、受けっぱなしでは意味がありません。全国模試の問題は受験さながらの問題が多いので、解けた問題も含めた全ての問題をもう一度復習しましょう。
またその際、「難しくて解けなかった問題で動揺して、次の問題も解けなかった」など、受験中の自分を振り返って分析することも非常に有効です。
本番さながらの空気感を味わう
全国模試を受験する場所は、学校であったり予備校・塾であったりとさまざまですが、共通して言えるのは、普段の雰囲気とは打って変わって緊張感漂う雰囲気を味わうことができるということです。
これはもちろん、問題形式が本番によく似ているからでもありますが、大学受験本番のような時間割で行われることが大きいでしょう。受験で使う全教科を朝から夕方までぶっ通しで行うことで、脳の疲労感などを体感し、本番での体力の配分を考えることができます。
こういった雰囲気に慣れているか否かでは、本番で力を出し切れるかどうかが変わってきたりもしますので、全国模試には本番のような心持ちで臨みましょう。
全国での自分の立ち位置を把握する
例えば学校の定期テストや予備校・塾内のテストでは、その集団での順位しか出ませんが、全国模試は文字通り全国中のライバルたちの中での自分の立ち位置を確認できます。
志望校判定のA~Eのアルファベットだけを確認して一喜一憂するのではなく、同じ大学を志す仲間のなかで自分は今ここにいる、という確認をすることが大切です。
前回からの伸びを把握する
全国模試は大手の予備校・塾や業者が作成していますので、自分の力では絶対に出来ないほど細かく結果が分析された状態で返却されます。
そのなかで注目したいのが、前回の受験からの成績の変遷です。教科ごとの点数といった単純な情報ではなく、前回から今回までの間に力を注いだ分野の偏差値がきちんと伸びているかを確認しましょう。
そうやってそれぞれの分野ごとに細かく確認することで、自分の足りない部分が見えてきます。
返却時期までにもう一度見直すこと
全国模試の結果が送付されるのは約1ヶ月後。
それまで何もしないということはせずに、持って帰った問題をもう一度解くようにしましょう。
この結果、返答までの1ヶ月を更なる復習期間に充てることで、結果を貰ったときにあなたの実力を再確認することができます。
特にマーク形式の場合はわからない問題でもマークして正解することもあるので、その点も見逃さないように模試で正解した問題もきちんと確認するようにしましょう。
- 必ずもう一度復習し問題を分析すること!
- 本番までに受験の雰囲気を味わえることができる!
- 受験生の中での自分の立ち位置を知る(客観的事実)
- 成績の変遷と得意分野・苦手分野の把握
全国模試の結果が重要な時期
大学受験本番が近づくにつれて、受ける全国模試の数も増えてきます。すべての全国模試の結果の確認が重要なのは言うまでもないですが、やはり復習のためにいつもより特に大事にすべき全国模試もあります。
次は全国模試の結果を大事に確認すべき時期について解説していきます。
夏休み前
大学受験の勝敗を分けると言っても過言ではないほど大事な時期である夏休み。この夏休みにどのように勉強するかで、その後の伸びが変わってきます。夏休み前に受けた全国模試の結果をきちんと確認して、夏休み中に復習すべき単元を洗い出しましょう。
夏休み明け
受験生にとって、夏が終わり肌寒くなってくる季節は、大学受験本番がいよいよ間近に控えている実感がじわじわと湧いてくる時期です。
この夏休み明けの時期に受けた全国模試で、自分が夏休みで取り組んだことに対しての結果がどれだけ出ているのか確認できます。そして、自分にまだ足りない部分を見つけて、この時期からラストスパートをかけていきましょう。
大学受験本番直前
本番直前に受けた全国模試の結果を見て、落ち込んでいる暇などありません。志望校判定結果に浮かれすぎたり沈みすぎたりせず、すぐに次の行動をとらなければなりません。ここで出た結果を、センター試験直前の総復習に活かしましょう。
志望校合格までの学習計画は、夏までの全国模試で一度把握しておくこと!夏休み明け、本番直前での模試で計画通りに学力がついているのか?乖離しているのかを把握し計画の変更遂行を考えていこう!
予備校・塾の確認テストなどの活用方法
ここまでは主に全国模試について解説してきましたが、次は予備校・塾の内部で行われる確認テストの活用方法について解説していきます。
全国模試の結果が悪かった単元を意識しながら受ける
これまで解説したように、全国模試の結果で復習すべき単元が明らかになったら、あとは行動に移すのみです。
確認テストは頻繁に行われるケースが多いですが、何も考えずに受けてしまわずに、「ここは模試の結果が悪かったから、注力したい部分だ」などと意識して受けてみましょう。そうすることで、日々の学習に埋もれてしまいがちな確認テストにメリハリをつけて臨めるようになります。
スケジュール管理に活かす
先ほども書きましたが、確認テストってとにかく行われる頻度が高いですよね。でも仕方ないです。確認テストは毎日の学習の進捗を「確認」するテストだからです。
確認テストの範囲はきちんとやる、という風に、確認テストをひとつの目安にしてしまうのもひとつの活用法です。こうすると、確認テストで思うような成績が取れなかった場合、学習計画がうまくいっていないということになります。
このように、毎日・毎週・毎月の学習スケジュールの管理に活かしましょう。
単元ごとに見直し土台をしっかりと作ることができる。それが確認テスト。細かいスケジュール管理に活かすことができるので、自学自習でも単元ごとに行うことを意識しましょう。
予備校・塾のテスト|まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、予備校・塾で受けるテストについて解説しました。
受験生のみなさんはテストに追われてばかりで、その一つひとつの目的を忘れてしまいがちです。しかし、せっかく時間を割いてテストを受けるわけですので受けっぱなしにせず、結果をきちんと受け止めて復習し、今後の学習計画に活かすというサイクルを作ることが最も大切です。
全国模試と予備校・塾の確認テストは、上手に使い分けることでどちらも実力アップの武器となってくれますが、やはりテストの結果だけで自分の実力を100%判断してしまうのは危険です。
大学受験のプロである講師としっかりと連携していきましょう。
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