大学受験を考えている高校生や、中学受験・高校受験を控える小中学生にとっては、予備校・塾に通うことはもはや当たり前ですよね。
受験には予備校や塾は必要不可欠だ!とは言いつつも、それぞれに違いがあることをみなさんはご存知でしょうか?
そこで今回は、塾と予備校の違いとは何か?それぞれの特徴やポイントを4つ挙げていきたいと思います。
目次
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塾と予備校の違い①:指導対象と指導目的
まず、予備校と塾の違いのポイントとして、指導対象や指導目的が挙げられます。
受験生の目的とは一体何か?その目的に対して現在の自分の実力や勉強の仕方を当てはめていくことで、予備校と塾のどちらがいいのか?がある程度推測できるようになります。
学習塾は学校教育の補完、予備校は受験対策
ざくっと説明すると学習塾は学校の補完をするものであり、予備校は受験対策をするものになります。
学習塾で行われるものとして、学校の教育の補完的のものになり、定期テスト対策や学習の基礎を学ぶものになります。
指導対象は小学生~高校生までと幅広く対応していますが、対象は学生を主としています。
一方予備校とは、試験合格を目的にするものになります。
資格試験や技術習得、そして大学受験合格を目指す方たちに、その各種試験に合格するための知識や情報を指導する場となります。
指導対象としては、高校生以上を対象にしていますので、大学受験予備校と考えた場合は現役高校生や浪人既卒生が対象ということになります。
大学受験は塾でも予備校でも可だが、
上の説明でいくと、大学受験は予備校じゃないとダメなの?と疑問視されますが、学習塾でももちろん大学受験は可能です。
例えば、現在の偏差値が目的の大学にほど遠い場合、予備校でどれだけ受験対策をしても基礎学力不足により得られる情報が理解できないこともあります。
そういった学生の場合、まずは学力を上げることが最優先になり、そういった面では学習塾のほうが優位に働くことでしょう。
近年では浪人既卒生も生徒対象としている塾も増加し、受験対策をしている進学塾もあります。予備校もカリキュラム数を増加し、基礎知識を習得するコースを設置するなど、それぞれの特徴を補完した学習形態になりつつあります。
- 学習塾は学校の補完が指導目的
- 学習塾の対象は小学生~高校生までの現役生中心
- 予備校は受験対策を専門に指導するところ
- 予備校の指導対象は高校生~浪人既卒生が中心
自分の今の実力と目標との乖離を考えてどちらを選択するかがポイント!
塾と予備校の違い②:「授業」と「講義」
続いてのポイントとして、「授業」と「講義」があります。
どういうこと?ってなりますが、これは生徒が得る学習方法の違いにより分けられています。
「授業」と「講義」の違いとは
一見同じ意味の言葉に思える「授業」と「講義」。実は全く違うものです。
まず「授業」というのは小中学校等の授業をイメージすると分かり易いです。授業では、先生が一方的に生徒に何かを教えるのではなく、合間合間で生徒に質問したり、生徒に発表させたりと双方性があるものを一般的に授業と呼びます。
一方講義というのは、大学の講義のように、比較的講師が一方的に説明を進めるのが講義です。ポイントを解説していくのが講義の特徴であり、とにかく学習のスピードを上げたいと考えている人にはオススメです。
多くの学習塾では、授業形式を取り入れており、個別指導、集団授業問わず授業に置いてけぼりになる生徒が出ないように、生徒一人一人の手厚いケアができるのが授業の特徴です。
多くの予備校は講義形式になります。大学受験に必要な要素を確実に伝えていくことを要点にしているためであり、生徒もそれを望んでいるための講義形式ですが、授業の双方性とは違い一方性になるため、何か疑問点がある際に気軽に質問できないことが講義のデメリットです。
映像授業は有名講師による「講義」風景を映像化したものがほとんどですので、一方性のものになります。
- 授業とは講師と双方性があるもの
- 講義とは一方性のもの
- 多くは学習塾が「授業」、予備校が「講義」を選択している
基礎を学ぶのか?テクニックを学ぶのか?それによっても授業と講義では違うってこともポイントですよ!
塾と予備校の違い③:生徒と講師の距離感
塾と予備校の違いには、先生(講師)と生徒の関係にも違いがあります。特に塾の個別指導の場合、先生は授業に加えて生徒の進路指導、または塾の事務作業など総括して行う場合が多いです。
一方予備校の場合、講師は個人事業として予備校と契約し、講義のみを行います。生徒一人一人の進路指導やケアはチューターなどを含む予備校のスタッフが行うのが一般的です。
そのため、予備校にくらべて、塾の方が先生と生徒の距離が近く、授業中以外でも気軽に質問したり、進路について相談できます。
講師との距離感は近いから良いということではない
講師との距離感が近いことで、受験の悩みやわからない問題を相談する機会が増やし、生徒の成長を後押ししてくれることでしょう。
しかし、講師と生徒の距離が近いから必ず良いということでもありません。
受験当日は一人で受験することであり、試験中は誰も助けてくれることはありません。常に質問ができる距離に講師がいると、その距離に甘えてしまい自ら考える力を養うことができなくなり、本番で実力を発揮できないこともあります。
そのため、講師と距離が近いからといって甘えることなく、生徒自らがきちんと線引きできるように考えることが重要です。
- 学習塾は講師と生徒との距離が近いため、生徒の成長を後押ししてくれる
- 予備校は生徒との距離は遠いが、生徒が自ら考える力を養うことができる
学習塾では自学自習の率先を予備校ではチューターによるフォロー体制などをしているところもあるよ!
塾と予備校の違い④:授業・講義のスケジュール体系
塾と予備校には、授業・講義のスケジュール体系にも違いがあります。
ほとんどの塾では、生徒が時間があるときに授業の時間割をつくり担当の先生を選んで塾に通うというのが特徴ですが、一方予備校では、あらかじめ講義をする講師とスケジュールが決まっており、それに生徒が合わせて受けるという形式です。
自分の実力やスケジュールを考えて選ぶ
学習塾の多くは上でも述べたように、現役生を中心に考えているため、学校の授業が終わる午後からの開校がほとんどです。
一方、浪人既卒生を多く抱える予備校にとって午前中から開校しているのがほとんどです。開校しているため、自習室も午前中から使用することができます。
現役生の場合は、学校や部活など自主的に勉強する時間以外にスケジュールが決まっていることもあり、基本は学習塾へ通うことが多いでしょう。
しかし夏休み等のまとまった休みが取れるときに、予備校の季節講習などに通うことをすれば、普段の学習塾とは違う景色をみることができるので、上手に学習塾と予備校を使い分けスケジュールが管理することがポイントになるでしょう。
- 学習塾はスケジュールを調整しやすい
- 予備校は講師のスケジュールに生徒が合わせる
- 予備校は午前から学習塾は午後から開校
学習塾と予備校を季節やスケジュールによって使い分けることもポイント!
塾と予備校の違いとは(まとめ)
以上で紹介した大きく分けて4つのポイントが塾と予備校の違いです。予備校では、授業中も授業以外でも、先生と生徒の距離がとても近いので、勉強に苦手意識を感じている生徒さん、もしくは授業に置いて行かれてしまう生徒さんは塾に向いているかもしれません。
一方予備校は主に大学受験のために通う生徒さんが多いため、常に緊張した状態でライバルを意識しながら勉強したい生徒さんに向いています。
まずどちらが自分に向いているのかを判断したうえで入塾を検討し、成績アップにつなげましょう。
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